― 無理しない恋愛シリーズ 第7弾 ―
はじめに
「嫌われたくないから相手に合わせる」
「自分より相手を優先するのが恋愛だと思っている」
そんな気持ちで、つい無理をしていませんか?
もちろん、相手を思いやる気持ちは大切です。
けれども、それが行きすぎると「自分の気持ちを抑えて、相手にばかり合わせる関係」になってしまいます。
一見うまくいっているように見えても、実は心がどんどん疲れてしまうのです。
この記事では、相手に合わせすぎる恋愛がなぜ苦しくなるのか、どんな影響が出るのか、そして安心でつながるための工夫を詳しくお伝えします。
合わせすぎの実態(あるあるな場面)
自分の意見を言えない
デートの行き先や食事のメニュー。
本当は「こっちがいい」と思っていても、「相手が選んだならそれでいいや」と言ってしまう。
相手の機嫌を最優先
相手が疲れていそうなら「自分は元気なのに会わない」と決める。
相手がイライラしていたら「怒らせないように」と相手に気を使いすぎる。
断れない
頼まれたことに対して「嫌」と言えない。
無理をして引き受け、疲れがたまっても「仕方ない」「やらなきゃ」と我慢してしまう。
なぜ疲れてしまうのか
自分の気持ちが置き去りになる
相手に合わせることが続くと、「自分はどうしたいのか」が分からなくなります。
結果、自分の存在感が薄れ、恋愛が「相手中心」の世界になってしまいます。
我慢が不満や怒りに変わる
最初は「相手のために」と思って我慢していても、やがて「どうして自分ばかり合わせなきゃいけないの?」と不満が積もり、怒りに変わります。
相手にとっても本当の安心にならない
「なんでもいいよ」「あなたに合わせるよ」とばかり言われると、相手は「本音を言ってくれない」「あなたのことがよく分からない」と感じ、不安になることがあります。
つまり、合わせすぎはお互いに安心を減らしてしまうのです。
僕自身の体験
僕もかつては「嫌なことを嫌と言えない」タイプでした。
恋愛や仕事で頼まれると断れず、心の中では「やりたくない」と思いながらも引き受けてしまう。
すると次第に疲れが溜まり、相手に対してイライラしたり、急に距離を取りたくなったりしていました。
でも今のパートナーとの生活で学びました。
「今日はここまでしかできない」
「これは苦手だからお願いしたい」
そう伝えても関係は壊れない。
むしろ「本音を出しても大丈夫なんだ」と安心できる関係に変わりました。
合わせすぎるよりも、本音を少しずつ出すことの方が、安心感につながるんです。
安心でつながるための工夫
小さな希望から伝える
いきなり全部の本音を出すのは難しいもの。
まずは「今日はカレーが食べたいな」「こっちの映画が気になるな」など、小さな希望から伝えてみましょう。
相手の希望も聞く
「今日は私がこれをしたい、あなたはどう?」と聞き合う。
一方的に我慢するのではなく、合意をつくる会話が安心につながります。
遠慮より素直を選ぶ
「迷惑かけるかな」と遠慮するよりも、「今日は疲れてるから休みたい」と素直に伝える方が、相手にとっても分かりやすく信頼につながります。
まとめ
恋愛で相手に合わせることは、決して悪いことではありません。
でも、それが行きすぎて「自分を押し殺す関係」になってしまうと、心は疲れてしまいます。
安心で続く恋愛は、「相手に合わせること」ではなく「お互いが本音を出し合えること」。
合わせすぎなくても、あなたはちゃんと愛されます。
今日から小さな一歩として、「自分の希望をひとつ伝える」ことから始めてみませんか?